【2027年度入学】オタワ補習校の新入生説明会は11月28日!|土曜日の学び舎で、日本語とともに育つ9年間

ニュース/イベント

カナダで子育てをしていると、一度は考える「子どもの日本語、どうしよう?」という悩み。おうちでは日本語で話しかけていても、現地校に通いはじめると、子ども同士の会話はあっという間に英語やフランス語に。気づけば「ママ、それ英語でなんて言うの?」なんて逆転現象が起きていたり……。そんな悩みを抱えるご家庭にとって、心強い存在なのがオタワ補習校です。

このたび、オタワ補習校で2027年度の新小学1年生を対象とした新入生説明会が、11月28日(土)に開かれます。入学には説明会への参加が必須で、申込締切は11月21日(土)です。

今回は、説明会の詳細や学費などの基本情報に加えて、前・駐カナダ日本国大使の山野内勘二氏が日加協会のコラムで語られた補習校への思いもご紹介します。お子さんの日本語教育を考えているママに、ぜひ読んでいただきたい内容です。

新入生説明会の概要

  • 日時:2026年11月28日(土)9:30ごろ〜正午ごろ
  • 場所:オタワ補習校 校舎
  • 内容:入学説明会、クラス見学、面談
  • 対象:2020年4月2日〜2021年4月1日生まれのお子さん(2027年4月に新小学1年生となる学年)
  • 申込方法:メール(ottawahoshuko@gmail.com)で、入学を希望するお子さんの氏名(読み仮名)と生年月日を送ります
  • 申込締切:2026年11月21日(土)
  • 注意:入学には説明会への参加が必須です
  • 公式サイト:http://www.ottawahoshuko.ca/

ポイントは、対象が日本の学年の区切り(4月2日〜翌年4月1日生まれ)になっていること。オンタリオ州の学年は1月〜12月生まれで区切られるので、早生まれ(1月1日〜4月1日生まれ)のお子さんは、現地校とは学年が1つずれることになります。「うちの子、対象かな?」と迷ったら、生年月日を見て確認してみてくださいね。

説明会当日はクラス見学もできるので、実際の授業の雰囲気や、先輩たちががんばっている様子を親子で見られる貴重な機会。面談もあるので、気になることはメモにまとめて持っていくと安心です。

オタワ補習校ってどんな学校?

補習校とは、海外に住む日本人の子どもたちが、現地の学校に通いながら、週末に日本の教科書を使って日本語で学ぶ学校のこと。オタワ補習校の基本情報はこちらです。

  • 開校:1993年11月6日
  • 学年:小学1年〜中学3年(9クラス)
  • 授業:毎週土曜日 9:00〜13:30
  • 教科:国語と算数(数学)。日本の教科書に沿って学びます
  • 運営:2018年にNPO法人化。運営委員会と保護者の協力で成り立っています

開校当時は、リドー高校の教室を2つ借りて、生徒数わずか14人、正規の先生2人という小さな学校からのスタートだったそうです。そこから30年以上をかけて、今では文部科学大臣賞の受賞者や、「海外子女文芸作品コンクール」で学校賞を受賞するほどの学校に成長しました。

入学式、運動会、学習発表会、卒業式など、日本の学校らしい行事もしっかりあるのが補習校の魅力。運動会では、ラジオ体操や玉入れ、ムカデ競争など、懐かしい日本の運動会がオタワで体験できます。

学費について

2026年4月時点の学費は次のとおりです(変更の可能性あり)。

  • 入学金:$130(新小1で、前年度12月末までに手続きを完了した場合)/それ以外は$150
  • 授業料:月$85(教材費は別)
  • 運営維持費:1人につき学期ごとに$80。兄弟姉妹が在籍する場合は1人につき$10追加(2人で$90、3人で$100)
  • 教材費:小学部は年2回、各$50
  • 支払い方法:入学金・授業料・運営維持費は、学期ごとにまとめて前払い

新小1のお子さんは、12月末までに入学手続きを済ませると入学金が$20お得になります。説明会のあと、早めに手続きを進めておくといいですね。

山野内前大使が語る、オタワ補習校の魅力

2022年春から2026年7月まで、約4年3か月にわたって駐カナダ日本国大使としてオタワに在勤された山野内勘二前大使(今年7月に日本へ帰国)。在任中、日加協会のウェブサイトで連載していたコラム「オタワ便り」の2025年6月・第38回で、オタワ補習校を取り上げています。入学式や運動会、卒業式などにできる限り足を運んでいたという大使の言葉からは、補習校への温かいまなざしが伝わってきます。

まず、補習校が地域にとってどんな存在なのか、大使はこう書いています。

「オタワ補習校も地元の日本コミュニティーにとっての重要な拠点と言えます。」

学校は子どもだけでなく、家族みんながつながる場所。日本から遠く離れたオタワで、同じように子育てをがんばる家族と出会えるのも、補習校の大きな魅力ですね。

そして、補習校に通う子どもたちの多様性についての言葉です。

「国籍や血脈に捉われることなく、日本語の授業にしっかり対応し膨大な宿題もきちんと提出し、各種学校行事へも積極的に参加する意思と能力のある生徒が集っています。」

国際結婚のご家庭や、日本にルーツを持つご家庭など、背景はさまざま。大切なのは「日本語で学びたい」という気持ちと、それを支える家族の思いなんだと感じました。

さらに大使は、日本文化への関心の高まりにもふれています。2024年にカナダから日本を訪れた人は58万人と史上最多になったそうで、こう続けています。

「日本文化への関心は、日本語への関心にも直結しています。」

日本語ができることは、子どもたちにとって将来の大きな強みになる。そう思うと、補習校での学びは、日本とカナダをつなぐ未来への投資なのかもしれません。

コラム「オタワ便り」はこちら:日加協会 コラム「オタワ便り」第38回 オタワ補習校〜広いカナダの大地のように夢を抱いて・・(山野内在カナダ大使)

補習校生活のリアル:「宿題」とのつきあい方

補習校の話をするときに欠かせないのが「宿題」。授業は土曜日だけなので、日本の教科書を1年間で終えるためには、月曜日から金曜日の間におうちで勉強を進めておくことが大切なんです。現地校の勉強と両立しながらなので、正直なところ、大変なのは子どもも親も同じですよね。

大使のコラムでは、卒業式で卒業生代表が読んだ答辞が紹介されています。

「毎週課される宿題は本当に大変で、逃げ出したかったし、泣きながらやっていました。 でも、今から振り返れば、やって本当に良かったと思います。」

そして、大使自身もこう書いています。

「泣きながら漢字を覚え、現地校に比べれば遥かに高度な算数・数学を学びます。知らず知らずのうちに鍛えられた頭脳と精神力の意義を知る頃に卒業です。」

高校生になった卒業生の中には、忙しい中で毎週土曜日に補習校へ来て、ボランティアとして後輩たちをサポートしている子もいます。それだけ、補習校での日々が自分をつくってくれたという実感があるんでしょうね。

補習校以外の選択肢も

ご家庭の方針やお子さんの日本語のレベルによっては、ほかの学び方が合う場合もあります。オタワには、たとえばこんな選択肢があります。

  • OJLS:幼児・児童からユース、大人までのクラスがある地域の日本語学校。土曜日の午前中に授業があります
  • OCDSB International and Indigenous Languages Program(IILP):オタワ・カールトン教育委員会の継承語プログラム。日本語の経験がなくても参加できます

※各プログラムの詳細や申込時期は、それぞれの運営先で最新情報を確認してくださいね。

こちらの記事も合わせて参考にしてください。https://ottawalifemagazine.com/japanese-school/

オタワの日本語学校紹介&情報まとめ
海外に住んでいるご家族にとって、子ども達の日本語の習得をどうするのか?どのレベルまで習得させるか?というのは悩みの種ですね。今回は、オタワにある日本語プレイグループや日本語学校についてご紹介します。お子さんの年齢や、日本語のレベルによってい…

「日本の教科書に沿って、日本の学年と同じペースで学ばせたい」「将来、日本の学校に戻る可能性がある」というご家庭には、やはり補習校が心強い選択肢になると思います。

まとめ

  • オタワ補習校の新入生説明会は11月28日(土)。申込締切は11月21日(土)、入学には説明会への参加が必須です
  • 対象は2020年4月2日〜2021年4月1日生まれのお子さん。カナダの学年とずれることがあるので要確認
  • 新小1は12月末までの手続きで入学金がお得に
  • 「日本語で学びたい」気持ちがあれば、家族の背景はさまざま。補習校は日本とカナダをつなぐ学びの場です

宿題は大変だけれど、その先には、日本語で考え、日本の文化を自分のものとして持つ子どもたちの姿があります。少しでも興味がある方は、まずは説明会に参加してみてくださいね。

タイトルとURLをコピーしました