カナダに住んでいる私たちにとって、ファミリードクター(かかりつけ医)を持つことはとても大切ですよね。風邪や健診はもちろん、専門医への紹介状もファミリードクターを通じて出してもらう必要があります。でも「受け入れているドクターを見つけるのが大変」という声、よく耳にしませんか? 実は私自身も最初は苦労した経験があります。今回は、オタワで実際に使える5つの探し方を、体験談も交えながら紹介していきますね。
オタワのファミリードクター事情
まず現状をお伝えすると、オタワは、オンタリオ州の中でもファミリードクターの待機時間が最も長い地域のひとつだそうです。平均225日(約7か月)という報告もあるくらい。州全体でも現在約230万人がかかりつけ医を持っていない状況で、政府も問題として認識し、2029年までに全オンタリオ住民をプライマリーケアに繋げるという目標を掲げているんだとか。
とはいえ、状況は少しずつ改善されてきています。最近では、ファミリードクターを受け入れているクリニックの広告を見かけることも増えてきました。焦らず、いくつかの方法を並行して試してみることをおすすめします。
Health Care Connect(オンタリオ州の公式サービス)
Health Care Connectとは? オンタリオ州が運営する公式の患者マッチングプログラムです。登録すると、Care Connector(看護師)があなたの地域で新規患者を受け入れているドクターやナースプラクティショナーを探してくれます。
登録方法:ウェブサイト(ontario.ca/healthcareconnect)またはフリーダイヤル(1-800-445-1822)から登録できます。
必要なもの:有効なOHIP(オンタリオ州健康保険)カードと、最新の住所情報。
ポイント:健康状態の問診票はできるだけ丁寧に記入しておきましょう。慢性疾患や継続的なケアが必要な場合、優先的にマッチングされることがあるみたいです。
ウォークインクリニックからの繋がり
ウォークインクリニックはファミリードクターとは別ものですが、新しいドクターを探す入口になることもあります。
受診の際に、担当してくれたドクターに直接「新規患者を受け入れていますか?」と聞いてみましょう。「受け入れ中」とは公表していなくても、相性が良ければ快諾してもらえることもあります。実際に私も、ウォークインで診てくれたドクターがそのままファミリードクターになってくれたという経験があります。
オタワ周辺のウォークインクリニック:
- Appletree Medical Group
- WELL Health Clinics
- Bank Medical Centre
知人・コミュニティからの口コミ
「いいドクターを見つけた」という情報は、コミュニティ内の口コミが一番早いこともあります。
ママ友や子どもの学校つながり、SNSグループなどを通じて気軽に聞いてみましょう。オタワに長く住んでいる方から、「うちのドクターが今受け入れているよ」「あのクリニックが狙い目」なんてリアルな情報が集まることも。
私の現在のドクターも、まさに近くに住む友人が新しくできたクリニックの情報を教えてくれたのがきっかけでした。同じ地域に住む人のネットワークって、やっぱり強いですよね。通院のことを考えると、なるべく近くのクリニックを見つけられると安心です。
クリニックへの直接問い合わせ
「受け入れ中」と明示されていなくても、直接電話や窓口で尋ねると受け入れてもらえるケースもあります。
CPSOの公式サイトにある「Find a Doctor」検索では、郵便番号や地域から近くの医師を検索できます。「Advanced Search」を使えば、自宅周辺のドクターをリストアップして、片っ端から問い合わせることも可能です。
参考リンク: CPSO Find a Doctor(英語)
電話では「Are you accepting new patients?(新規患者を受け入れていますか?)」の一言でOKです。断られてもメモを残して、定期的に再確認してみてくださいね。
広告・オンライン検索
冒頭でも触れましたが、最近はSNSや地域の掲示板、Googleの検索結果などで「新規患者受け入れ中」の広告を見かけることが増えてきました。


Googleで「family doctor accepting new patients Ottawa」と検索してみると、最新情報が見つかることもあります。また一部のドラッグストアーでもウェイトリストの受付をしているので、チェックしてみて下さい。

ファミリードクターが見つかるまでの間は?
ドクター探しには時間がかかることもありますが、その間も医療サービスを使うことができるので安心してくださいね。
- ウォークインクリニック:予約なしで診てもらえます。OHIPカードがあれば費用はかかりません。
- Health 811:電話811番では、24時間いつでも登録看護師に健康相談や受診先の案内をしてもらえます。
- バーチャルケア:Tia HealthなどのOHIPカバーのオンライン診療サービスも選択肢のひとつです。
- コミュニティヘルスセンター(CHC):新移民や低所得者向けにプライマリーケアを提供しており、ウェイトリストはありますが、通常のクリニックより繋がりやすいことがあります。
まとめ
ファミリードクターを見つけるには少し根気が必要ですが、複数の方法を並行して試すことで見つかる確率がぐっと上がります。まずはHealth Care Connectへの登録を済ませつつ、周りの知り合いに「受け入れているドクターを知らない?」と気軽に聞いてみることがとても大切です。

