オタワの日本語学校紹介&情報まとめ

子育て

海外に住んでいるご家族にとって、子ども達の日本語の習得をどうするのか?どのレベルまで習得させるか?というのは悩みの種ですね。

今回は、オタワにある日本語プレイグループや日本語学校についてご紹介します。

お子さんの年齢や、日本語のレベルによっていくつかの選択がありますのでぜひ参考にして下さい。

0歳から4歳の未就学児向け 日本語プレイグループ

最初は、0歳〜4歳向けのプログラムです。

日本語プレイグループは、0歳〜4歳のお子さんを対象とし、手遊び歌、本読み、クラフトなど、 日本文化や行事などを子ども達と一緒に遊びながら学べるプログラムです。 海外で初めて子育てするママたちにとっても貴重な交流の場となっています。

活動日は金曜日(だいたい隔週)、時間は10:00〜13:00です。

この時間内であれば、 都合の良い時間に行き、途中帰宅でも大丈夫です。お子さんのお昼寝の時間に合わせて 自由に参加できるのが良いですね。

主催は、オタワで暮らす子ども達に日本の言葉や文化に親しむ機会をつくってあげたいと思うご家族が 協力してボランティアで活動しています。

  • 対象:0歳〜4歳
  • 日時:毎月金曜日(だいたい隔週)10:00〜13:00
  • 場所:OJCC日本文化センター(9月〜5月)又は、オタワ市内の公園(6月~8月)
  • 費用:年間メンバー費     1家族$25
  • ドロップイン参加費      1家族$5(通常時)又は、1家族$10(イベント時)

初回の見学は無料です。一度、是非遊びに行ってみてくださいね。

公式サイト:https://ojccplaygroup.weebly.com/

お正月やこどもの日、そしてハロウィンやクリスマスなど、年間行事がたくさんあります。 その他、ビデオや絵本の貸し出しもあります。

ライター自身も、子ども達を連れて何度も参加させてもらいました。その頃は、だいたい10組〜15組の親子が 参加していました。

小さい子供を連れてだと、なかなか外出も億劫になりがちですよね。 でも私は、この毎月のプレイグループをとっても楽しみにしていました。同じ月齢のお子さんが集まって、 一緒に遊んだり、ママ友との情報交換はとても楽しかったです。そして何より、 子どもが泣いても喚いても、みんなわかってくれる!みんなで子育て頑張ろう!って感じでした。

幼稚園児や小学生向けの日本語学校

OCDSB日本語クラス(Ottawa-Carleton District School Board)

この日本語クラスは、オンタリオ州の教育省のもとで、オタワカールトン教育委員会が主体となって開講しています。つまり、カナダが主催の語学学校のうちの一つ。

日本語に興味を持ってもらい、理解を深めていくことを目的として活動しています。そして、日本語や日本文化のみならず、多国語、多文化にも親しむ事ができるようなプログラムとなっています。

公式サイト:InternationalLanguagesinOttawa.com

このプログラムの一番のメリットは授業料が無料であるということ。 (ただし、児童一人につき$10の Activity Fee あり)一から教えてくれる、初級レベルから参加できるプログラムです。

  • 対象:JK〜G8
  • 日時:毎週土曜日9:30-12:00(9月〜6月)
  • 場所:Hopewell Avenue Public School(17 Hopewell Ave.)
  • 費用:無料(オンタリオ在住に限る)$10Activity Fee

OJLS オタワ日本語学校(Ottawa Japanese Language School)

ライターの子どもたちも通っていた、OJLSオタワ日本語学校です。

この学校は、幼稚園児から大人までの 様々なクラスがあり、レベルも日本語に初めて触れる初心者用から中・上級者用まで、 広いレベルのクラスが設けてあります。日本人コミュニティから発足した非営利団体です。

  • 対象:幼稚園(JK&SK)〜大人
  • 日時:毎週土曜日 9:30〜12:00 (9月〜6月)
  • 場所:École Élémentaire Publique Le Trillium (307 Montgomery St, Ottawa)
  • 費用:JK〜Grade 6   1学期 $150

公式サイト:https://www.ojls.org

ライターの子どもが通っていた年は、JKクラス15人くらいで、 担任の先生が一人、サブの先生が一人、親のボランティアが一人入って、計3人で行なっていました。

毎週新しい平仮名を1〜2個学んできて、宿題はその習った平仮名を使った言葉を考え絵に書いてくる。 翌週は一人一人が書いてきた絵をみんなの前で発表しました。

毎週1〜2個の平仮名を覚えるのは、ちょうど良い量だと思います。そして、一年を通してひらがな50音を勉強しました。

その他、日本の歌や手遊びをしたり、年間行事のクラフトや折り紙をしたりと、まるで日本の幼稚園のような、充実した良いプログラムでした。

小学部に入ると、学年に合わせて、日本の国語や社会の教科書を使って勉強します。 日本語を普段使う機会が少ない子どもたちが学びやすいようなカリキュラムが組まれていて、 日本の文化、ことわざ、丁寧語、漢字の学習にも積極的に取り組んでいます。

また、年度末には学年ごとの発表会が催され、子ども達の可愛い歌やダンスが見られます。

オタワ補習校

最後に紹介するのが、オタワ補習校。

補習校とは、日本の教科書を使用して、「いつでも日本の学校に編入できるように 日本の学校制度に基づいた教育を行う」ことを前提としていて、新学年も日本と同じ4月から始まります。

オタワ補習校も4月から新学年で、日本の教科書を使って国語と算数を勉強します。 

年間行事も、運動会(5月)書道大会(11月)もちつき大会(12月)学習発表会(3月)など、 日本文化に触れる行事がたくさんあります。

  • 対象:小学校1年生〜中学校3年生
  • 日時:毎週土曜日 9:00〜13:30 (スナックタイムあり)(4月〜3月)
  • 場所:オタワ市内
  • 費用:入学金 $150 (生徒一人につき1回限り)
  • 授業料 $75/月 (年間10ヶ月)
  • 運営維持費  (年次により調整)
  • その他教材費等

公式サイト:http://www.ottawahoshuko.ca

両親の仕事の関係で一時的に海外に住んでいる子どもや、日本の学校に通った経験のある子どももいるため、日本語の読み書きは必須となっています。授業はすべて日本語で行われ、宿題も多く出されます。

日本の小学校に通っていた経験もあることから、現在の日本語力を維持し、さらに向上させていけることが期待されています。

補習校は他2つの日本語クラスより時間も長く、スナックタイムには子ども達はスナックやお弁当を持ってきています。

学校には図書室もあり、毎週2冊まで本を借りることができます。日本語の本を購入するのが難しい私たちには嬉しいですね。

漢字ドリルや算数プリントなど課題は盛りだくさんです。ご家庭でのサポートも大切なので、毎日楽しく勉強できるように工夫していきたいですね。

最後に

日本人の親としては、「日本語が話せるって素敵なことなんだよー!」と子ども達に思ってもらいたいですよね。

家庭では教えきれない日本語や日本文化、また同じ境遇にいる日本人やミックスのお友達と一緒に学ぶ喜びを感じて欲しいです。

日本語学校にもそれぞれの特徴やクラスによって内容が異なりますので、学校に問い合わせたり、ママ友と相談したり、それぞれのお子さんに合った学校選びが大切ですね。

これからも、楽しんで日本語と日本文化を習得していってもらいたいです。

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